貿易収支を見れば、ドル円の動きがわかる。

お疲れ様です。noriです。

ウクライナで戦争がはじまり、毎日嫌なニュースばかりですね。

一日も早く戦争が終わる日が来るのを祈るばかりです。

皆さん、毎日発表される経済指標は何に注目されているでしょうか。

雇用統計、FOMC、消費者物価指数、GDPなどなど、、色々あります。中には全く気にしないって方もいるかもしれません。

テクニカル、ファンダメンタルズ、どっちが大切ってことはないですが、機関投資家のプロはどちらかというとファンダメンタルズ派が多いです。それは実際にお金の流れが見える現場にいるので、何億ドル買いが入るって情報を知り、実際にその後ドル高に動くのを目の当たりするわけなので、どうしてもファンダメンタルズ寄りになってしまうのは仕方ないかもしれません。

中にはテクニカルは後出しって言ってる方も結構多くいるんですよ。笑

ファンダの書籍では『ガッツリ稼いで図太く生き残る』『ロンドンFX』がおススメです。

貿易収支

私が注目する指標として、ご紹介するのが『貿易収支』です。

さっそく2000年からの日本の貿易収支をグラフ化したものを見てみましょう。

指標データベース | norimagaFX

ドル円月足

実はこの貿易収支がドル円の動きにとてもリンクしています。

2000年~2011年は、安定した貿易黒字でした。その時、ドル円は円高へ進みました。(この期間、円安に進んでる時はゆっくり、円高の時はスピードが速いってイメージ。)

2011年~2016年は、貿易赤字でした。その時、ドル円は78円から125円へ円安になりました。

2016年~2021年は、貿易黒字と赤字が交互になっています。その時、ドル円はレンジ。

そして、2022年~は久々に大きな貿易赤字を記録。その結果、ドル円は大きく円安に動き始め現在119円付近にいます。

とても貿易収支とドル円の動きがリンクしているのがわかると思います。

貿易黒字の場合は、輸出額>輸入額

貿易赤字の場合は、輸出額<輸入額

ということですが、

輸出が多い、貿易黒字の場合、外国の方が日本の製品を買うのに、ドルから円に換えて、商品を買います。→円買いが常に発生。円高になりやすい環境 

逆に輸入が多い、貿易赤字の場合、日本から海外のものを購入するとき、円からドルに換えて、商品を買います。→円売りが常に発生。円安になりやすい環境 

こういう、お金のフローが発生するので、ドル円は貿易収支の影響を大きく受けます。

チャート見ずに、貿易収支さえ見ていれば、ドル円の動きはわかるのかもしれません。(‘;’)

あまり注目されない指標ですが、これを知っていると知らないでは、トレードに大きな差がうまれそうです。

ぜひ、今後は貿易収支に注目してみてください。

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