サイクル理論と使い方

サイクル理論

サイクル理論は、アメリカの証券アナリストのレイモンド・A・メリマンさんが提唱した理論で、安値から安値を1つのサイクルという捉え方をします。

相場には周期みたいなものがあるってことですね。

ドル円の長期だと8年サイクルや16年サイクルがあったりします。

書籍も何冊かあるみたいです。

FXサイクル投資法マスターブック

私はサイクル理論の本は持ってないので(ネットでも勉強はできます)、買ってみようかな、、


サイクル理論の基本

サイクル理論では週足のサイクル、日足のサイクル、4時間足のサイクルなどがあります。

安値→高値→安値を1サイクルとします。

日足サイクルでは、35本~45本で1サイクル。

日足では35本~45本で1サイクルとして、およそ80%がこのような本数になると言われています。

サイクルは高値が右側になるか、左側になるか、も注目してみます。

右側になれば、最初の安値起点を割らないことが多いです。

左側になれば、最初の安値起点を割ることが多いです。

もちろん、イレギュラーもあるので、絶対こうなると思い込むと危険。

ドル円日足には77本のサイクルもあります。

次に4時間足サイクル

4時間足サイクルでは60本~80本で1サイクル。

4時間足では60本~80本で1サイクルで、80%がこの中に収まります。

下の図は、黒が日足のサイクルを現わしていて、赤が4時間のサイクルを現わしています。

日足のサイクルの中に、4時間足サイクル(60本~80本)が、3つか4つ現れます。

4時間足も日足と同じく、高値が右側にくるか、左側にくるか、も見ます。

参考に直近のドル円日足を見てみます。

35本~45本に収まるはずですが、直近では46本とか33本とか、微妙なずれが出ています。

それでも80%はこの中で収まると考えれば、優秀な理論です。

今現在の日足サイクルは26本目なので、あと10本~20本で1サイクル完成です。高値は19本目なので、これが右側になるか、左側になるか、微妙なところ。45本まであるなら、左側になるので起点の109.15は割る確率は高くなります。

サイクル理論の使い方

通常、買いであれば4時間の底の時間帯60~80本目に来たら、買いを入れます。

で、天井であろうという本数で利確。

売りであれば天井が左側に来ると想定して15~25本目で売り、60~80本目で決済っていうのが本来の使い方。

私の場合は、MA>フォーメーション>チャネル>サイクル理論>エリオット波動という順で分析方法を重要視しているので、あくまでサイクルは補助的に使います。

例えば、一つ目で買いを入れて、40本目を過ぎると、利確の準備に入ります。その時、フォーメーションやチャネルが天井を現わす形になってくるはずなので、そこで利確して、次のサイクルまで買いは入れません。(サイクルだけでトレードするのであれば、ここから60本目まで下落を狙うのもあり)

二つ目のもここで買いを入れたとして、40本を過ぎてくると、天井をそろそろつけるなーって考えます。チャネルなどを引いてあとは利確するだけ。この場合は54本目が天井になりました。54本目ということは60~80本目までは下落するわけなので、ここでは買いを狙いません。(同じく60本まで下落を狙うのもあり)

私の場合は、MAを一番のトレードのポイントにしているので、54本目以降、下がる確率が高いとわかっていても、MAが下にある限りは売りをしません、、この辺は好みですし、自分自身のトレードに合った方法でされるのがいいと思います。

直近はローソクがMAの下にあるので、私の場合、売りだけを狙う形です。下がるのであれば起点から15本~25本で天井を左側につけるので、そろそろSかなっと判断できます。

まとめ

私の場合、MAでトレードしますが、サイクル理論で環境認識することで、格段にトレードはしやすくなりました。勝率も少し上がり、且つ、反転までの時間がおおよそわかるようになったので、それほど張り付かずともよくなったので、トレードも楽になり、メンタル的にも余裕を持てるようになりました。

サイクル理論は簡単なので、2,3日勉強すれば簡単に習得できますし、ぜひご自身のトレードに+αして活かしてみてはいかがでしょうか。

おまけ

ドル円日足には77日サイクルがあると、少し書きましたが、日足35~45本と合わせ考えるとさらに精度があがります。77本とはいえ、ドル円見てみると80本前後かなと思います。ということは、次のサイクルは44本くらいになるのかなーってなんとなーく思っている感じです。

一応Twitterに、8月9日って書いたのはそのためです。もちろん、もっと手前になる可能性もありますね。

そんな感じで分析してみるのも面白いと思います。

by
関連記事